TAMRONやSIGMAのレンズを水中で使いたいけど・・・

TAMRONやSIGMAのレンズを水中で使いたい

みなさま!おはこんにちばんは!

カメラよりレンズにお金がかかるというレンズ沼に皆様はまってしまっていると思いますが、私もお高いGMレンズ等はなかなか買えないので、TAMRONやSIGMAのサードパーティ製レンズをかなり愛用させてもらってます。

そんな中でも明るい広角ズームレンズとしてよく使用するのが「TAMRON 17-28mm F/2.8 Di III RXD」です。

このレンズ、明るくて小さくて軽くてお手頃価格で重宝してるのですが、いざ海で使用したい!となるとNauticamしか専用ズームギアが発売されていません。

私がSONY A7RVで使用している水中ハウジング「MDX-αU」はSEA&SEA製なので、何か現行品でピッタリ合うギアがないかと探してみました。その結果・・・

 

既製品のギアがないレンズに使えそうなギアを探すには

ギアが製造販売されていないレンズに使えそうなギアを探すコツはレンズの操作リングの外径とマウントからの距離です。

これをまず調べて、それに近いレンズでレンズギアが発売されているものを探します。そして実際にはめてみる。きつすぎると当然何やっても取り付けできませんが、少し内径が大きいぐらいですとスペーサーの調整で使用することができます。

スペーサーも自分でテープなどを巻いていって調整することができますが、点ではなく面で調整しないとレンズにはまってもギアを噛み合わせるとそのテンションでグラグラしてうまく操作できないことがあるので要注意です。

 

 

ニコンAF-S 8-15mm+テレプラスHD1.4用ズームギア #31203がフィット

愛用してるTAMRON17-28mmに合うズームギアがないかなぁ、と探してみたところ「ニコンAF-S 8-15mm+テレプラスHD1.4用ズームギア #31203」がかなり近いサイズでしたので早速試してみましょう!

そのまま取り付けるとかなりきつくて無理矢理でも入りづらかったので、ギアの内側にはめてある調整ゴムを3本外してみたところ

いい感じにフィットしてくれました!この瞬間がたまりませんね。歯車はこのぐらいの位置がちょうど良いです。

注意点は筒の長さが少し短く、レンズのズームリングへの当たりが浅いので、緩くフィットさせていると無理にぐりぐりギア操作をした時にずれてしまう可能性がありますので要注意です。

この内径でもう少し筒の長いギアがあると言うことなしなんですけどね。

 

最後に

器用な人はギアそのものをパイプなどを使ってDIYしちゃう人もいます。ギアって歯車同士で回転させていますが、実際はハウジング側の歯車にひかかってレンズリングが回転すればいいのでレンズギア側は歯車である必要はないんですよね。

もちろん、歯車の方がフィットして操作しやすいですし、摩耗などの劣化も少ないので純正ギアがあればそれを使用することを強くオススメいたします。

ということで、SEA&SEAへ。もし御社へ問い合わせがあったらこのコラムを紹介してくださいね(笑)

あ!ギアはこれでOKですがポートの組み合わせは!?と必ず聞かれるのでお答えしておきます。私は「ATNA200ガラスドームポート」又は「オプティカルドームポートII 165」と「中間リング40L」の組み合わせで使用しています。この組み合わせならレンズフードを付けたままでもポート内に収めることができますよ。ドームはアクリル製の「NXコンパクトドームポート」でもOKです。

レンズを当店にお持ち頂けましたら、合いそうなギアをフィッティングすることも可能ですのでお気軽にご相談ください。いろいろ工夫して楽しい海、水中ライフを満喫しましょう。

以上、最後までお読み頂きありがとうございました!

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